研究テーマ
コラーゲン３本らせん形成と腫瘍の関わりを解明しています。
プラナリアの再生に関与する細胞外マトリックスを調べ、組織再生の仕組みを明らかにしようとしています。
ナマココラーゲン線維を用いた新しい細胞培養法を開発しています。
ファシア（Fascia）という組織のコラーゲン線維構造を解析し、健康へ役立てていきます。
プラナリア胴部のコラーゲン（緑）と腸管（赤）
コラーゲンが多彩な夢の入り口
キーワード： 細胞、組織、コラーゲン、細胞外マトリックス、腫瘍、再生、ナマコ、ファシア
生体内で細胞外にあって細胞の機能の維持に必要な環境を作っている物質群のことを細胞外マトリックスと呼んでいます。コラーゲンは細胞外マトリックスを構成する成分の一つです。生物からコラーゲンなど細胞外マトリックス成分を取り出し、細胞と一緒に再構成することで生体内の細胞環境を、生体外に再現することを研究していきます。また、細胞外マトリックス成分が臓器や器官の恒常性維持に果たす役割について研究しています。その原理が分かったら組織・器官を再生させることや、健康な状態の維持あるいは疾病の治癒に役立てることができると考えています。
プラナリア胴部のコラーゲン（緑）と腸管（赤）
