研究テーマ
健康の維持や疾病の治癒に関わる
細胞内の化学物質の解析
健康の維持には血管や腸管の恒常性が維持されることが重要です。また、疾病の治癒には疾病に関わる血管新生の仕組みを解明することが重要です。
血管や腸管の恒常性維持や血管新生に関わる細胞内の化学物質、ＤＮＡやタンパク質などの高分子物質と糖や脂質などの低分子物質、を最新の技術により解析します。
植物抽出物などを用いた
細胞の制御機構の解明
当研究室では、イヌバラの実であるローズヒップの抽出液が血管新生を抑制することを見出しました。腫瘍組織で見られる血管新生を抑制する物質を単離、同定しその仕組みを解明することで、ガンの治癒につながると考えています。
血管を構成する細胞（赤）が線状に繋がる血管新生を培養皿で再現。コラーゲン（緑）を産生する細胞は血管様構造の近傍に存在。
細胞の機能を制御する
化学物質や技術の開発
当研究室では、ポリフェノールの一種で植物由来有機化合物であるフラボノイドとその誘導体が尿細管や腸管での物質移動を制御する可能性があることを見出しました。薬剤の吸収改善などに応用できる可能性があります。
